35 金沢城





35、金沢城(石川県金沢市丸の内)
別名尾山城、もともと金沢御坊とも呼ばれ、延徳年間より加賀一向宗門徒の本拠地であった。天正八年(1580)、柴田勝家は加賀へ攻入り、甥の佐久間盛政が落城させ、尾山城として改修した。(戦国合戦年表96)天正年中、前田利家が能登小丸山から金沢に入城し、以後加賀100万石の前田氏居城として明治維新を迎え、鳥羽伏見の戦いでは、幕府応援のため出兵したが、時の情勢に慌てて官軍への恭順を表し、北越、会津の戦いに官軍の主力として積極的に協力した。