33 久保田城





33、久保田城(秋田県秋田市千秋公園)
久保田城は、常陸水戸から出羽久保田(秋田)に転封された佐竹義宣が慶長九年(1604)に完成させ、佐竹氏が累代在城して維新を迎えた。佐竹氏が常陸国(茨城県)五十四万石から出羽久保田(秋田)へ石高も教えられず転封を命じられたのは、関ヶ原の戦いで西方に近い中立立場を保ったため、出羽久保田に移された。出羽久保田藩佐竹氏の知行高が二十万五千石と決められたのは、出羽久保田転封後、六十二年後の寛文二年(1664)のことでした。秋田は元々久保田と呼ばれていて、明治四年(1871)に改称され秋田となりました。