19−2 長沼城






19−2 長沼城(福島県岩瀬郡長沼町)
一名千代牛臥城ともよばれ、応永年間(1394〜)に長沼隆時が築城したといわれており、この後長沼氏は本拠地を鴫山城(南会津郡田島町)に移したため、当城をめぐり諸勢力の攻防戦があったが、葦名氏が手中に納め新国貞通が城主となった。新国氏は天正十七年(1589)葦名氏滅亡後、伊達氏に服従したが、豊臣秀吉の奥州仕置によって、この城は蒲生領となったが、大坂落城後の元和元年(1615)の一国一城令により廃城となった。