19−5 白河関






19−5 白河関(福島県白河市旗宿字関ノ森)
この関の起源は明らかではありませんが、初置は大化の改新以前と考えられ、官符に拠れば、承知三年(836)之を中興したと有りこの頃は関として機能していたようです。白河の関は関東より奥州に入る関門で、東方の勿来(なこそ)の関と共に奥州に入る二大関門として重要な位置を占めていたが、吉野朝時代に、結城氏が白河に城を築いてから白河関は名実共にその存在を失った。