10 横田中丸城





10、横田中丸城(福島県大沼郡金山町)
別名立岩城、荒神城と呼ばれ、初期の築城者山内季基は、源頼朝より奥州征伐の功により、文治年間に大沼郡山入に封ぜられ、鷹巣山(要害山)に城を築き中丸城と称したといわれています(山ノ内氏)。後世、山ノ内家は川口、沼沢、滝谷、檜原、野尻、西方等(山ノ内一族郎等家臣団)の各所に分家し、各城館柵掻場を設けた。山内氏勝は天正十七年(1589)六月、摺上原合戦(奥羽永慶軍記)後、葦名氏が伊達氏に敗れても、伊達氏に抗戦(山ノ内天正記)(伊北軍記)を続け、蒲生氏郷の会津入国により所領を失った。(新編会津風土記大沼旧跡編)